要旨: アニメは一種の独特な芸術の形式として、各民族の文化の特色を表現すると同時に、エデュテインメントの方式で文化と知識を広める。宮崎駿は日本で手塚治虫[1、手塚治虫：手塚治虫（てづかおさむ）とは、漫画の神様である。本名、手塚治。日本がアニメ、漫画大国として海外に知られるようになった原因の偉大すぎる巨星。

]を継ぐ最も偉大なアニメ家である。宮崎駿は「アニメ界の黒澤明」と呼ばれ、はじめてアニメを人文の高度に上昇する思想家である。彼の作品は風格が独特で、特徴が鮮明で、深い寓意や哲理を伝えている。いつまでも温もりや童心が浸透している。彼の出世作『風の谷のナウシカ』はナウシカが愛と勇気で地球を救う物語を述べている。史詩のように壮麗な章、殘酷な現実の暴露、産業文明の反省、人と自然との関係の探索も含めている。『風の谷のナウシカ』は宮崎駿の環境保護主義と人文主義を表現する集大成である。そしてヒロインのナウシカは日本で連続で一番人気のあるアニメ人物になる。

本文はエコ・フェミニズムという比較的新たな角度から、この作品を解読して、その深い内容を研究する。エコ・フェミニズムとは生態学を女性主義と結びつけることである。この思想の流派とは1970年代に始まり、女性に対する圧迫と自然の退化の間にある関係があると信じている。エコ・フェミニズムは人類中心主義に反対して、自然を統治する思想を変えることを主張して、父権の文化価値観を批判して、女性の本質を賛美する。

本論文は四つの部分である。第一部分では、エコ・フェミニズムの理念を整理する。第二部分は宮崎駿のエコ・フェミニズムの形成原因を分析する。第三部分はエコ・フェミニズムから『風の谷のナウシカ』を具体的に解読する。第四部分は『風の谷のナウシカ』から見るエコ・フェミニズムの現実意義を分析する。

キーワード：宮崎駿  『風の谷のナウシカ』 エコ・フェミニズム

目次

要旨

中文摘要

はじめに１

１．エコ・フェミニズムの理論１

　１．１ 女性と自然の内在的な関係１

　１．２ 二元論に対する批判２

　１．３ 男性中心主義と人間中心主義に対する批判３

　１．４ 女性の立場から自然を大切にすること３

　１．５ 生態学の角度から女性を解放すること４

２．宫崎骏のエコ・フェミニズムの形成原因４

　２．１ 個人の成長経験の影響４

　２．２ 日本の独特な民族文化の浸透５

  ２．３ 社会の現実に対する反省６

３．『風の谷のナウシカ』から見るエコ・フェミニズム６

　３．１ 女性と自然６

　３．２ 男性と自然７

　３．３ 女性と男性８

４．『風の谷のナウシカ』から見るエコ・フェミニズムの現実意義８

　４．１ 生態の調和の呼び掛け９

　４．２ 両性の調和の注目９

　４．３中国のアニメに対する啓示10

おわりに10

参考文献12

謝辞13