要旨:中国の木版年画と日本浮世絵は世界の版画の2つの不思議なもので、民間の伝統芸術の中で一つの場所を占有する。過程で発展していて、歴史の原因のため、中国の木版年画は日本の浮世絵に重要な役割を果たす。日本の浮世絵は題材、構図、色などの要素の中で中国の木版年画の精髄を吸収して、絶えず学んで研究を通じて、本民族の特性を加えて、本民族の特色がある芸術の形式に形成されて発展した。両者の間がたくさんの共通性を持っているが、本文の探求するのは共通性の下に隠れている相違性であり、そして相違の形成原因を探す。

文化芸術の作品が探求する時、ただそのうわべと形態だけでなく、またその中のある組織の構造を分析して研究するべきである。本文は両者の歴史の源を十分に掘り起こし、比較的方法を使って両者の表面の特徴と内在の構造での共通性と相違性を得る。なお、文化学、美学の角度から中国の木版年画と日本浮世絵について、芸術の形態、特性の発展を分析する。歴史学、人類学の原理を使って、両国の異なる民族の特質、文化の特色及び精神の信条3つの方面にその成因を理解する。

本文は四つ部分に分けられる。第1部分には歴史を振りかえて、中国の木版年画と日本浮世絵の発展過程を掲示する。第2部分には両者間の共通性を分析して、表面から内在の芸術特質まで両者間の相違性を比較してみる。第3部分には中国と日本の民族特質、文化の特色，精神などの3つの方面から、両者間から共通性と相違性の根本的な原因を探究する。第4部分には前3部分の比較と分析にもとづいて、現在の芸術に影響を及ぼして創作して、そして絶えず古きを退けて新しきを出して、一層光彩を放ちる。

キーワード：木版年画  浮世绘  比较  原因

目次

要旨

中文摘要

はじめに-1

1、中国の木版年画と日本浮世絵の概要-1

1.1、中国の木版年画の概要-1

1.2、日本の浮世絵の概要-2

2、中国の木版年画と日本の浮世絵の共通点-2

2.1、風俗画-2

2.2、他の画種に対する影響-3

3、中国の木版年画と日本の浮世絵の相違点-3

3.1、芸術の風格-4

3.1.1、構図-4

3.1.2、色彩-4

3.2、人格意識-5

3.3、象徴性の表現方法-5

4、中国の木版年画と日本の浮世絵の相違性の原因-6

4.1、民族の特質-6

4.２、文化の特色-7

4.３、精神の信条-7

おわりに-8

参考文献-8

謝　辞-9