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『こころ』から見る夏目漱石の個人主義観
要旨:夏目漱石は日本近代の立派な文豪であり、明治社会に対して一生は批判的思考態度を持ち、個性的で、多彩な芸術才能を持つため、日本近代の文学史で重要な位置を占めている。『こころ』という長編小説は大正三年(1914年)4月に発表され、夏目漱石の後期の代表作の一つである。この作品は明治時代の知識人の中のエゴイストの憎らしい、痛ましい、嘆かわしい内心世界を見事に表現し、夏目漱石の「個人主義」という思想に対する認識も、「個人主義」と国家主義の関係も表現した。本研究は『こころ』に対する分析を中心に夏目漱石の個人主義観を研究し、当時の社会背景で伝えようとした思想を示し、さらに夏目漱石とその文学作品を深く理解しようと思う。
キーワード:夏目漱石 『こころ』 個人主義
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに-1
2.先行研究-1
3.夏目漱石と『こころ』-2
3.1夏目漱石の生い立ち-2
3.2『こころ』の創作背景-4
3.3『こころ』のあらすじ-5
4.『こころ』におけるエゴイストの思想と夏目漱石の個人主義観
4.1『こころ』におけるエゴイストの思想-6
4.2夏目漱石の個人主義観-8
5.夏目漱石の個人主義観の形成原因-9
6.終りに-10
謝辞-12
参考文献-13