要旨:アニメーション産業は日本のエンターテイメント文化の代表として、日本文化を世界に伝わることに大きな役を立っている。アニメ作品から生み出した言葉も世界中にはやっている。例えば、「萌え」や「お宅」などである。そして　　「癒し系」もその中にある。１９９９年前には、「癒し系」という言葉は存在しなかった。バブルが崩壊して、社会は不安定になって、さらに国民の心を傷つけた。だから、時代が癒し文化を生み出したとも言えるだろう。最初に、「癒し」という概念が出たのは日本の音楽領域であった。そして、徐々に文学や映画、ゲームやアニメなどの色々領域に発展してきた。日本国民の日常生活に大きな影響を与えている。

本稿では、癒し系アニメーション作品を中心に、その独特の魅力の文化的な原因を分析し、さらに、日本の癒し文化のグローバル化と中国アニメ産業への参考価値について、自分なりの意見を語りたいと思う。

キーワード：癒し系；アニメーション作品；文化の元；グローバル化

目次

謝辞

要旨

中文摘要

1　はじめに-5

1.1　研究の動機及び目的-5

1.2　先行研究のまとめと新しい視点-5

２　癒し系-7

2.1　癒し系の基本概念-7

2.2　癒し系の発展と類別-7

３　癒し系アニメーション-9

3.1　癒し系アニメーションの基本概念-9

3.2　癒し系アニメーションの類別-10

3.3　具体作品の分析-13

４　日本の癒やし文化の元とグローバル化-19

4.1　「自然崇拝」という信仰-19

4.2　「物の哀れ」と「無常観」という美意識-19

4.3　「集団主義」という民族性-20

4.4　癒やし文化のグローバル化と中国アニメ産業への参考価値-20

5　おわりに-22

参考文献