要旨：東日本大震災の時、私は日本行政当局者から民間人までの素早い対応ぶりに驚ろき、日本人の「我慢」強さに関心させられた。当時CNNにもBCCにも絶賛されているように、「有史以来最悪の地震が、世界で一番準備され訓練された国を襲った。犠牲は出たが他の国ではこんな正しい行動はとれないだろう。日本人は文化的に感情を抑制する力に優れている」という。そのときから、日本人の「我慢」の精神に興味を持つようになった。日本人はなぜ我慢強いのか。それが形成される要因は何なのか。またどんな場面において「我慢」が表れているのか。

　それらの問題意識を持ちながら、我慢が形成される要因として地理要素と武士道と教育の3点から論じた。この三点が我慢の文化に対して大きな影響を与えたことがわかった。

  また、災害時において優れる忍耐力を発揮することや、交渉事において円滑に進めることなどが我慢の是として見出した。一方、我慢する人が多くなると活気が失われやすいことと、我慢し続けると過度な不満をもたらし極端的な破壊につながる恐れがあることが我慢の非として分析した。

　本論文の構成として、まず「我慢」に関する先行研究を概観し、日本人は災害時における「我慢強さ」や外圧による我慢を分析し、我慢が形成される要因を地理要素や武士道や教育などの面で探求した。そして、我慢の是と非を論じた上、中国に対する参考できるところを見出して結論に持っていく。

　最後、中国に対する参考点として、子供に対する忍耐教育の重要さと自己抑制に他人への思いやりという意識の2点にまとめた。

キーワード：我慢、現れ、影響、是非

摘要：东日本大地震的时候，上至行政官员下至老百姓迅速对应的样子令我感到震惊。连CNN和BCC都这样称赞道：“有史以来最厉害的地震袭击了世界上最训练有素的国家。虽然有损失，如果在其他国家人们无法做出这么正确的行动的吧。日本人在文化层面来说，很善于抑制感情。”从那个时候开始笔者开始对日本人的“忍受”精神产生了兴趣。日本人为什么善于忍？“忍受”精神形成的原因是什么？还有“忍受”表现于什么样的地方呢？

　　　带着这些问题，笔者首先从地理因素、武士道和忍耐教育三点论述了忍受精神形成的原因。这三点对忍受文化的形成有巨大影响。

　　　其次，对于忍受精神的好处，笔者认为可以从灾难发生时日本人优秀的忍耐力、谈判时能顺利进行等事情可以看出。另一方面，忍受的人多了会导致发展丧失活力，持续忍受会使人产生不满情绪从而有可能导致做出极端破坏的行为。

　　　就正文的构成来说，笔者先概观了相关的先行研究，从灾难发生时日本人的表现和外部压力的角度分析了日本人的“忍受”的具体表现。接下来，从地理因素、武士道和忍耐教育的角度探究对“忍受”精神形成的原因。然后，讨论忍受精神的功与过，以示对中国有借鉴意义的地方。

　　　最后，对于中国来说，对孩子进行忍耐教育的重要性、自制和为他人着想的意识是值得借鉴的。

关键词：忍受、表现、影响、功过