要旨:二十世紀九十年代、日本映画の復活のため、「日本新映画運動」が行われた。90年代以降にデビューし、２１世紀に入って台頭してきた映画監督たちを「映画ゼロ世代」と呼んでいるが（詳細はフィルムアート社刊行の「日本発映画ゼロ世代」に詳しい）、彼らの多くはスタジオで下積みを経験して監督になったのではなく、大学の映画学科出身だったり、自主映画での受賞を経て映画製作に入ったりすると、これまでの伝統的な映画製作とは異なる過程で映画監督になっている。その中で、純愛と残酷な青春物語で有名な一人は岩井俊二である。

　　愛は人間の永遠に変わらない主題である。どんな時代でも、愛という感情からの感動は消えない。岩井の特別な映画美学は純愛の物語で私たちの目の前に現れている。

　　本稿は岩井俊二作品の純愛を検討して、日本人の性格と美意識を見られる。

　　岩井の純愛映画を通して、逝った青春を悲しんだり、あの時の無知さに少し悔んだりする気持ちを味わう観客は少なくなかろう。岩井美学が必ず進化するため、誰も彼の走向を予測することができない。

　　私達の唯一のできることは、自分自身の視野を開けて、心で周囲の生活を体験したり観察したりして、ある日あなたは不思議な発見ができるかも知れないーー実は、あのような美学は私達の身の回りにある。

キーワード：映画；純愛；美意識；文化；青春

摘要:二十世纪九十年代，为了日本电影的复兴，展开了“日本新电影运动”。九十年代以来初次问世，21世纪后崭露头角的电影导演们被称为“电影零世代”。他们大多不是在摄影棚里被压迫而无法出头的导演，而是大学电影专业科班出身，有着为自主电影获奖而开始电影制作的经历，成为与传统电影制作人不同的电影导演。在这些人中，以纯爱和残酷交织的青春故事闻名的一位导演就是岩井俊二。

　　　爱是人类永恒不变的主题。无论哪个时代，人在为爱这样的情感中而获得感动的事实是不会消失的。而岩井俊二的纯爱故事向我们展现出他特有的电影美学。本论文通过对岩井俊二作品中纯爱的探讨，可以看到日本人的性格和美学意识。

　　　在快餐文化，读图文化日益膨胀的社会前提下，岩井独有的视角是否还能抓住新老观众的注意力，还是一个未知数，因为岩井美学注定要进化，我们谁也不能预测他的走向。我们唯一所能做的，就是同样也打开我们自己的眼界，去用心体验和观察周遭的生活，也许有一天你会惊奇的发现，其实那种美学，就在我们的身边。

关键词：电影；纯爱；美学意识；文化；青春